宮司だより

宮司だより

  • 【No.421】2012.05.17
今朝、TVのニュースで教育現場でのIT機器の活用について紹介していた。

見てみると確かに便利な部分はあるようだ。
例えば、ホワイトボードのような画面に電子定規や電子コンパス、電子分度器が出て来て図形を描くことができるというもの。
また、生徒一人一人に配布されたパッドで各自が計算すると即座に正誤判定ができるものなど。

しかし、黒板やホワイトボードを使用するのと何が違うのか。
紙と鉛筆を使用するのと何が違うのか。
採点をする際の先生の手間は確かに省けるかもしれないのだが...

教育関係者と思われる人が2人、感想を聞かれ、次のような回答をしていた。
「動機付けになるかもしれない」
「関心を持ってもらえるかもしれない」

制作会社の編集なのか、お二人とも実際にこのような回答だったのかは分からないが、「関心」や「動機付け」についてのコメントだけが紹介され、少しホッとした。

教育現場の電子化が進んだとしても教育効果については未知数だと私は思う。
いままでの紙と鉛筆ほかの教材を使うのと何が違うのか。
いや、紙と鉛筆の方が記録や記憶には確実に役立つとさえ感じてしまう。
電子教材は、導入初期に関心は持たれるかもしれない。
それに動機付けは非常に重要だ。
しかし、せいぜい省スペースや作業の簡素化程度の効果しかなく、目的である学習を忘れ、教材で遊んでしまったり、慣れたら興味を失ってしまうというマイナスの効果だって考えられる。
産業界の活性化はいいが、生きている子供の教育には慎重に当たってもらいたいと思う。
| 2012-05-17 | 宮司だより | 記事▼ |