宮司だより
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  • 【No.488】2020.1.3

令和元年(2019)秋、念願のワールドカップ日本開催は無事成功裏に終わりました。
「にわか」と呼ばれるファンの方が増え日本中が大フィーバーの様相に。
ラグビーに関わっていたものの一人として応援してくださった方にも選手にもチームにも協会にも運営に関わった方にも感謝しかありません。

今回のW杯ですが、皆が考えていた最高の結果に終わりました。もちろんベスト8ではなくそれ以上の結果であったら、もちろん言うこと無いのですが、日本中を巻き込んでラグビーを応援する形になったという点でこれ位上の結果はなかったと思います。

思えば、奇跡というのか、神様のいたずらとしか思えないことがたくさんありました。

初戦のロシア戦では信じられないほどの悪い内容でありながら勝点とボーナスポイントを稼ぎ、前年2018にニュージーランドを破り世界1位になったアイルランド(今大会開催時2位)との2試合目の試合では、目論見通りの展開に持ち込み前回大会の「ブライトンの奇跡」に続く「静岡の衝撃」で勝利。この日のテレビの視聴率は非常に高かったのですが試合後と翌日の日曜日はテレビが一斉に日本代表のことを取り上げ一気に注目が集まりました。
前回も同じプールで戦ったサモアとの第三戦はサモアの重圧に苦しみながらもボーナスポイントを獲得。決勝トーナメント進出を決める、過去一度も勝ったことがなく、前回決勝トーナメント進出を阻まれた因縁の相手スコットランドとの一戦では、後半苦しんだもののボーナスポイントを稼いでの勝利。
ここまでの4試合、同じプールに前回と同じ相手が2チーム。そしてその1チームがスコットランド。さらにこれらを相手に申し分のない1位通過という結果を出せたことはまさに奇跡ともいえる結果でした。
日本は2位でも予選通過できたのです。でも2試合目の誰も勝てると思っていない相手にしっかりと準備をして勝ち、因縁の相手スコットランドに勝ったことが日本中の国民を巻き込んでの大会にできた大きな要因だと思います。
さらに決勝トーナメントの初戦は、前回奇跡的に勝った南アフリカでした。
残念ながらここで日本代表は最善を尽くすも力尽きてしまったので、4年前の敗戦で完全に自信を失い調子を崩してしまった南アフリカに焦点を当ててみると、南アフリカは汚名を返上するには日本を叩きのめして前回大会からの悪い流れを完全に断ち切ってから優勝をするしかないと考えていたことでしょう。
決勝戦は、なんとニュージーランドが相手ではなく、前回日本のヘッドコーチだったエディージョーンズ率いるイングランド。
不思議すぎる巡り合わせです。
そして見事これに完勝しての優勝。
これがドラマでないとしたら何と表現したら良いのでしょう。

1月11日に新国立競技場で行われる大学選手権決勝は、奇しくも以前の国立競技場の観客動員数1位の早稲田大学ー明治大学のカードになりました。チケットは自由席が20分で完売。
トップリーグのチケットは3月まで完売です。
リーチマイケル、姫野が所属する東芝ートヨタの練習試合には大勢のファンが訪れ、リーチは3000人にサインをしたと言います。
ドラマの後にもこんなサプライズが待っていました。

振り返ってみると、日本のラグビー関係者の思いが神様に届いたのか、選手たちの必死の努力に神様も応援して下さって実を結んだのか。
人知を超えた何かが働いた。
そんなことを感じさせる日本大会でした。

| 2020-01-03 | 宮司だより | 記事▼ |