【No.350】2008.4.9 |
中国とオリンピック 今、北京オリンピックが揺れている。 フランスで行われた聖火リレーで4度の消火と途中で取り止めるという前代未聞の事件が起こった。 中国国内では欧米への反発が強まり、各国では中国への批判が強まっている。 中国は「平和の祭典に政治を持ち込むな」との主張を繰り返しているが、1956年のメルボルン大会以来、ローマ、東京(開会式当日に核実験)、メキシコ、ミュンヘン、モントリオール、モスクワと1980年まで主に台湾問題を理由としてボイコットしている。 他国で開催されるオリンピックは政治的問題を理由にボイコットし、自国での開催となると政治的問題は持ち込むなと各国を非難する。 中国だけは何をしても正しいのか、はたまた過去の事は記憶に留めないのか。 なんと不思議な国なのだろう。 今からオリンピック後の国際情勢が心配でならない。 |
【No.349】2008.4.1 |
健康な身体を維持するために 「生活習慣病につながるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)予防の概念を取り入れた厚生労働省の特定健診・特定保健指導が4月1日から始まる。40歳から74歳までの男女5600万人を対象に、企業の健康保険組合など医療保険者に実施を義務付け、受診率などで目標に達しなければペナルティーを科す。 予防医学の取り組みとしては世界をリードする壮大な試みだけに成果を期待したい。」(3月31日産経ニュース) 男性はウェスト85cm以上、女性は90cm以上のウェスト基準と他に中性脂肪、血糖値、血圧の3項目中2項目が該当するとメタボと診断されるそうだ。 今朝、ウェストを測ってみると81cm。ウェストが85sm以下であることは分かっていたが測ってみて少しホッとした。 血圧は80−120ぐらいなので正常値。中性脂肪も血糖値も異常値がでたことはない。 とりあえずメタボではないことが確認できた。 しかし、こんな私でもメタボな時期があった。 東芝時代の3年目、毎日激しい運動をしていたが体重が93kg。筋肉もついてはいたが暴飲暴食の繰り返しで血液検査をするたびに色々な項目で赤信号が灯っていた。 ある時、私は「健康管理室」(=事業所内の医院。府中事業所の従業員は7千5百人。関連業者を含めると1万人以上が働いていたため就業時間内にはいつでも医師にかかれた)なるところの室長に呼び出された。 高脂血症、高尿酸血症、脂肪肝・・・が指摘され、「お前、まだ若いのにこんな不摂生ばかりしていてどうするんだ。」とお叱りを受けた。 完璧なメタボリック症候群だった。 しかし、このメタボ。決してそんなに厄介なものではない。 室長に脅かされて自分でもマズいと思って直ぐにダイエットに取りかかった私は、約二ヶ月で全て問題のない数値まで下げることができた。 それ以来、コレステロール値が低すぎて注意を受ける(私は牛肉や豚肉といった四足の動物を食べないためコレステロールを上げる努力をしなければならない)ことがあるぐらいで他は常に問題ない状態にある。 運動をして食事を制限すると自然とウェイトは減ってゆく。遺伝的な要因によって血圧が高い、中性脂肪値が高い、血糖値が高い・・・といったことがなければ、ウェイトさえ減ってしまえば殆どの項目の数値が数値は安全圏内に収まるものなのだ。 「幸せ」は健康な身体があってこそ成り立つものだ。その健康をある程度自分で作れるのだとしたら、自覚をして健康作りに取り組んだほうが良いに決まっている。 この厚生労働省の取り組みに対しては色々と意見もあるだろうが、自分の健康のために皆が何かを始めるきっかけになるのだとしたら非常に良いものではないだろうか。 |
【No.348】2008.3.28 |
豆腐 私は作家の村上春樹さんが好きなので村上さんの小説やエッセイは随分と読んだ。 小説は恐らく全て読んでしまったため、最近はエッセイを読むことが多い。 あるエッセイの中で、豆腐好きの村上さんはご自身の豆腐の買い方について触れていた。 「気に入った豆腐屋さんを見つけてそこで買い、スーパーでは絶対に買わない」のだそうだ。 豆腐は私の好物の一つなので毎日食べている。 すべて我が家の目と鼻の先にあるスーパーPで買ってきたものだ。 桜新町周辺には豆腐屋さんが2店あるのだが、両方とも我が家から距離にして400m。決して遠くはないのだが、我が家の冷蔵庫と言っても過言でない近さにあるPにいつも軍配があがってしまう。 スーパーにも値段は高くなるが美味しそうな豆腐も置いている。だからダメと決め付ける気もないし、村上さんはどうしていようが私はずっとそれで満足していた。 先日、私の母校久我山のラグビー部の教え子で親御さんが豆腐屋を営む生徒Hが卒業を前に揚げたてのがんもどきと豆腐をもって桜神宮にやってきた。 まず、彼が自分で揚げたというがんもどきを食べてみた。 何とも言えず美味い。おでんに入れるなど調理をきちんとしたらもっと美味しかったのだろう。 次に豆腐を食べてみた。 味が濃く、大豆や水の味を非常に強く感じることができ「ここまで違うものか!?」とショックを受けた。 ようやく村上さんの言葉の意味が分かった気がした。 これからは、毎日は無理だろうけど、ちゃんとした豆腐屋さんで豆腐は買おうと思う。 |
【No.347】2008.3.17 |
エーコンクラブ主催「10人制ラグビー大会」 3月16日、私が所属しているラグビーのクラブチーム「エーコン」が主催する10人制の大会に顔を出した。 選手としてではなく手伝いとしてである。 エーコンは私が現役としてプレーしていたころ、勤務先にチームがない元日本代表や日本代表候補選手などを含めた名選手(迷選手ではない)が何人も所属しており非常に強かった。 メンバーだけを眺めると「関東学生代表」と思えるようなチームだった。 7人制という形態のゲームでは、早稲田や同志社といった大学生は子供扱いして寄せ付けず、先日、日本選手権で優勝した「サンヨー」や昨年の日本選手権覇者「東芝」(私の古巣)と対戦しても互角に近い内容で戦うことができた。 だからエーコンのメンバーと一緒に試合をするのが楽しくて仕方がなかった。 しかし、それから数年たち、その当時のメンバーが結婚して30代になると皆の足が遠のいてしまい、今ではメンバー構成から現役選手の人数まで大きく変わってしまった。 今回の10人制では、エーコンの現役選手は非常によく頑張っていた。しかし、残念ながら敗者復活戦の準優勝。 ラグビーに限らず多くのスポーツに共通することだと思うのだが「勝つための工夫や努力などを含めた苦労=楽しみ」で、最終的に狙い通りに勝つことができた時にそれは強い喜びになる、のだと思う。 メンバーをもっと集め、仲間と苦労しながらラグビーライフを楽しんで欲しいと思う。 後輩が「EBO」で社長に! その「エーコン」は毎年年末にパーティを催している。 そこで久しぶりに後輩の西堀に会った。 聞いたところによると、なにやら太陽光発電の電池を製造している会社の社長になり、福岡と東京を単身で行き来しているというのだ。 確か彼は大手銀行に勤めていたはずだが・・・ それから年も改まり約2ヶ月半が過ぎた。 お笑い芸人ばかりが出演するくだらない民放のテレビ番組に飽きてしまった私は、最近NHKばかりを見るようになったのだが、この日も興味深い番組が放送されていたので見ていると・・・ 次週の予告に西堀が出ているではないか? 番組の題は、「社員みんなで会社を買った〜地方発 “EBO” の挑戦〜」というものだった。 太陽電池製造の中堅メーカーが中国企業に買収されたが、半年後に大規模なリストラが行われ、100人が勤務する福岡大牟田の工場が切り捨てられた。 しかし、社員たちは「EBO」(従業員自身による企業買収)によって再建を試みる。 中国企業による買収から関わりを持っていた西堀はその新会社の設立に当たって社長を買って出たという訳だ。 その会社は「YOCASOL株式会社」 番組の中では加熱する市場で激化する競争や就業員たちの迷い、そして団結と進化などを紹介していた。 放送の翌日、本人とメールを交わすと「今は順調に頑張っています」とのことだった。 数年前、同じくエーコンクラブで共にラグビーを楽しんだ玉塚元一さんがユニクロの社長に就任(その後退任、新会社を設立)した際も、非常に誇らしい気持ちがした。 西堀にも益々活躍して会社を大きく発展させて欲しいと心から願う。 |
【No.346】2008.3.3 |
学校の先生の質 教師の質について非常に厳しい意見が聞かれ、皆が批判的な目を向けるようになってから久しい。 常識が変わったこともあるが、同時に常識をわきまえない人も社会に増えてきた。 そのせいか最近では、学校関係者から子供の無軌道ぶりのみならず、親の暴走ぶりが報告されるようになった。 耳を疑う内容から恥ずかしながら自戒の念を抱く内容まで様々である。 数年前まで、子供が通っていた学校のクラスはとても良いクラスだった。 だから、この学校には「いじめや学級崩壊など騒がれているような問題はないじゃないか」と短絡的に考えていた。 しかし、そこが父親の浅はかさで、学校内にネットワークをしっかりと築き、根を張っている母親たちの意見は全く違って、同学年で「大した問題のない良いクラス」は我が子のクラスだけだったという。 他クラスは学級崩壊とまではいかないもののそれなりの問題を抱えて、先生、父母共に苦労していたらしい。 もちろん、我が子のクラスの担任の先生や父母が苦労していなかったかというそうではなく、それなりの苦労が当然あったはずだが、非常にまとまりがあってそれは感心するほどだった。 先日、子供たちの通う中学校と小学校の授業風景をそれぞれ見学に行った。 先生方の創意工夫や授業に対する熱意を強く感じると同時に、内容が私の小中学生時代と比較して格段に向上しているという印象をもった。 能力不足、意欲不足の教師は確かにいるのだろうし、いじめだってある。が、向上心を持って日夜指導に取り組んでいる先生だって沢山いる。 何事にも批判の目を持つことは大切だが、批判の目ばかりで見つめていて物事が改善されたためしはない。 ましてや疑心暗鬼のような状態で教師と親が互いにあら捜しをしているような状況では改善どころか弊害しか生まれないであろう。 教育環境は教師を中心として親と子を含めた皆で作るものだと思う。 親は家庭での躾や学習を行いながらも、学校教育に関してはあくまで裏方なので教育現場に関心を持ちながらサポート役に徹すればよい。 学校は勉強のみを学ぶ場ではなく、それが社会の縮図であって人間同士の信頼関係の構築、他者との距離感、人間関係の摩擦ほか様々な問題への対処、帰属する集団に対する態度やコミットの仕方まで様々なこと を学ぶ場であると思う。だから、あれやこれや学校や教師に苦情を言うよりも、教師の下でこれらに関する子供の成長を促すような働きかけをすることが親の役目なのではないだろうか。 |