【No.110】2004.6.29
先日、物忌みをした。
例えば、こんな具合だ。
白衣を着用し、それを解かずにいる。
外出などはしない。
飲食を忌む(肉などを絶つ)。
水行(禊ぎ)を毎日行う。
このぐらいの潔斎は比較的容易にできる。
だが、五穀断ち、塩断ちとなると非常につらい。
蕎麦掻かそば切りを何もつけずに食するのみ。

神道では、肉食は恐らく血忌みとの関係があるのだろうと思う。
だが特別の修行を行う時などは臭菜から五穀、塩を絶ったりする。
臭菜とはにんにく、にら、ねぎといった精のつくもの。
肉はタンパク源であり、大豆からいくらタンパク質をとろうとしても必須アミノ酸のバランスは肉の方がよいので効率が違う。
五穀断ちでは大豆も米も食べられない。
塩を絶つと実に身体にこたえる。
これらを、一定の期間(といっても1日〜7日程度)行うことにより体内が浄化され神に奉仕する際行うべきものと家伝にある。
実は、これらの断ち物によって日に日に肉体は弱ってゆき、体内の浄化と同時に「弱った状態=死に近い状態」を作り出しているのではないかと思う。
つまり、死に近い状態を作り出すことにより、神々と交流がしやすくなるのである。
断ち物は普通の人は全くする必要はない。
心身共に健康な状態を保つことがやはり大切だからだ。
しかし、私たちでも現代の生活の中で、厳格な物忌みをするのはとても難しくなっている。


【No.109】2004.6.26
ハリーポッターアズカバンの囚人が本日公開される。
映画も面白いが原作を読むともっと楽しい。
数年前、大阪花園にラグビーの全国大会で行った時、空いている時間を利用して一気に読んだ。

昨晩、ハリーポッターの賢者の石を子供たちと見た。
アズカバンの囚人公開に先立ち、主人公たちが宣伝のためにテレビ画面に顔を出す機会も増えているが、現在の3人と当時(4年前?)の3人を比較すると容貌、声などのあまりの違いに驚かされる。
今回の作品でも問題になったようだが、いくらなんでも次の作品の時には無理なのでは?と思ってしまう。
ニュージーランドでラグビーをやっている生徒を見てみると、中学生ぐらいの時は大して大きくないが、高校生になると突然背が大きくなり190cmぐらいになってしまったりする。
190cmは大げさだとしても身体は完全に大人に近い。
彼らが出るハリーポッターは見てみたい。しかし、実際にはどうなるのだろう。
まだまだ先のことだが心配になってしまう。


【No.108】2004.6.24
韓国人でイラク武装グループの人質となっていた金鮮一(キム・ソンイル)さんが殺害された。
その前にもアメリカ人が同じ方法で殺害されていた。
気の毒というかなんというか、言葉で気持ちを表そうとしても表しきれない。
韓国の三大紙はテロに屈するなとの記事(社説だったか)を掲載したそうである。

切腹では介錯人が首を一刀の下に落とす。150年前にはこんなことをしていた日本人であるが、首を切るという殺害方法には戦慄してしまう。
兵を撤退させなければ人質の民間人を殺害するということ自体極めて卑劣な行為だが、見せしめのために生きたまま首を切る行為をビデオに収めてテレビ局に送るというその行為は卑劣を通り越して表現する言葉すら浮かばな
同様の事件がこれから何件も起こるだろうと警告する声がメディアを通して聞こえるが、二度と起こらないことを心より祈りたい。

すでに日本人外交官、ジャーナリストが襲撃され殺害された。
(人質は運よく解放されたが)
日本人がまた人質となって武装グループに殺害されたら...
もちろん、テロに屈してはいけないことは分かっている。
日本人が金さんのように命乞いをしている映像が流れあのような残忍な方法で殺害されたら。
その時、「テロに屈してはいけない」と本当に言い切ることができるか。
日本にある兵力は自衛隊のみである。韓国のように「武装勢力と戦うために派兵せよ」と怒りを武装勢力にぶつけることすらできない。
平和憲法は素晴らしい。しかし、怒りや悲しみ、やるせない気持ちが全て政府の対応に向かってしまうとしたら、大きな政局不安に陥るだろう。
いま起こっている様々なことは遠い中東で起こっていることではない。
すでに日本も巻き込まれている。
重ねて何かが起こった時のために覚悟を決めておく必要があるのではないだろうか。


【No.107】2004.6.23
ファインディング・ニモのDVDが発売された。
我が家では事前に予約をしていたので17日に手元に届いた。
映画館で見た時も子供たちと楽しんだが、自宅でテレビを前に見てもとてもよかった。
この映画から発せられるメッセージは色々ある。
たとえば、珊瑚が環境破壊によって死んでいっていることや親子の関係など。
なかでも海の環境破壊に関するメッセージがメインなのだと思う。
しかし、この映画を見た日本人は、
「金になる」と思い「カクレクマノミ」を乱獲した。
そして、子供たちは「あの魚を買いたい」と親に言い買った。
という。
そして、この映画を見たアメリカ人の子供は、
かわいそうに思い水槽にいる「カクレクマノミ」やほかの熱帯魚をプールやほかに逃がした。
(当然逃がされた魚は死んでしまう)
人は尊いもの授かって生まれてきた。
それゆえ賢さを持っている。
しかし、時にあきれるぐらいおかしなことをしてしまう。
コンピュータで計算すれば1+1=2以外の答えはないだろう。
しかし、人の行動は1+1=0にもなるし、時には−にもなってしまう。
もちろん4になったり10になったりもする。
だから、人間は素晴らしいのだが・・・・

功利主義的な愚かさだけはどうにかならないものかと思ってしまう。


【No.106】2004.6.23
マイケル・ムーア監督の「ボーリング・フォー・コロンバイン」を見た。
この中で、カナダは1000万世帯あり銃が700万挺あるが殺人事件は隣国アメリカと比較して非常に少ないと紹介していた。
カナダは有色人種も多いし、失業率も高い。銃の保持率も非常に高い。なのに銃による死者の数はアメリカと比較すると100分の1以下(たしかこんなすうじだったような)。玄関の鍵を閉めない家も多いという。
映画の中で、アメリカ人は常に不安を掻き立てられるような情報をメディアから受け取っており「恐怖心」が攻撃性となって表れているのではないかと仮説を立てていた。

この仮説が正しいかは分からない。
しかし、殺人事件の低年齢化や増加のいくつもある原因のうちの一つであると考えることはできると思う。
日本もメディアから垂れ流しのように情報があふれ出ている。
それをかれらは報道の自由という。
しかし、受け取り側の心の成熟度によってきちんと規制しないととんでもないことになる。

パソコン、漫画、テレビに熱中していると前頭前野の発達せず感情をコントロールできなくなるという記事が昨日紹介されていた。
理性をつかさどるのは前頭野だが澤口俊之氏の著書にモンゴロイドは家族との密な関わりの中で脳を発達させてきたと書かれていた記憶がある。

日本には日本人にあった対策を各界の識者が集まって考えなければならない時期に来ていると思う。
犯罪の専門家、心の専門家が彼等だけであれこれ話をするのではなく、「各界の識者」が集まって。
さもないと、どんどん日本がおかしくなっていってしまう。